青身魚の刺身Tierリスト
酢〆や加熱などの調理加工を一切行っていない、完全生食での評価となります。
また、対象とするのは全国的にメジャーなデッキに絞り、一部の地域でしか入手できない地魚まで評価するのはキリがないためリストからはぶきました。
Tier1
・アグロいわし
・アグロあじ
・アグロかつお
・アグロさんま
Tier5
・ユニコーンさば
☆Tier1最上位! アグロいわし!☆
ミッドレンジ焼き魚にすると独特なにおいが強く、好き嫌いのわかれるいわし。
ともすれば下魚と見なされがちであるが、アグロ刺身として生食した時の豊かな味わいは他の追随を許さない。
小さな体にぎゅっと凝縮されたうま味とほどよい歯ごたえは圧倒的なデッキパワーを誇り、序盤から終盤にかけて常に食卓の盤面構築を優位に進めることができる。
欠点としては、アグロデッキの特性として鮮度の関係で内陸部で入手しにくく、また非常にプレイングが難しいデッキである、ということ。
その小骨の多い身を素人がさばこうとするのは文字通り骨が折れ、時間をかけて格闘しているうちに手の熱で身がダレてしまい、せっかくの風味が損なわれてしまう。
港町に赴いて熟練の板さんがプレイしたものでないとその真価を味わうことはできないが、その点を加味してもやはりそのデッキパワーの高さからTier1最上位の座は揺るがないだろう。
☆どう食ってもうまいヤツはアグロでもうまい! あじのお刺身!☆
フライや干物などのコントロールデッキとしての印象が強いあじであるが、やはり素のパワーが強いヒーローはアグロにしても強かった。
青身の中では比較的クセがなく、かといって味わいが薄いわけでもない絶妙なバランスで、青身初心者にもっともおすすめできるデッキタイプだ。
調理前のマリガン時点ではアグロなのかコントロールなのか判断が付きにくく、ちゃぶ台にどのような形で召喚されるのか初見では予想しづらいのも食卓環境的にポイントが高い。
☆俺はたたきだけじゃないぜ! まさかのアグロかつお!☆
青身の中では抜群のパワーを誇るかつおであるが、加熱したミッドレンジたたきが主流であることからわかる通り、生食した時のクセも非常に強い。
アグロデッキ慣れしているプレイヤーには「強い、使いやすい!」と絶賛される一方、コントロール志向のプレイヤーからは「食えたものではない」と評価がわかれる。
たたきと同じく、しょうがやねぎなどのテックカードを複数枚採用することでクセをどうにか打ち消そうとする構築がとられることも多い。
☆苦いかしょっぱいか? いいや生食だ! 食らえアグロさんま!☆
さんまと言えば毎年秋の拡張パックにより一気にミッドレンジ焼き魚構築が環境トップに君臨し、そして次の拡張導入によるスタン落ちで環境から消え去ることが恒例となっている印象が強いが、実はアグロデッキとしてのポテンシャルも高い。
味は濃く青身魚の醍醐味を存分に堪能することができるものの、その食感は他の青身デッキと比べるとやや歯ごたえが硬めで、この部分で多少好き嫌いがわかれるかもしれない。
また、「別にミッドレンジ焼き魚でいいんじゃないか?」という声も根強く、パワーの割に環境で見かけることが少ないため、Tier1の中では一番下という評価を受けることとなってしまった。
☆ユニコーンさばは環境に存在しません……☆
寄生虫アニサキスのリスクがあるためそもそも環境に存在しないということで、さばの刺身は文句なしのTier5となった。
もし、アニサキスさえいなければ焼き鯖や鯖味噌のうまさから察するにTier1にも食い込めていただろうということを考えると、青身魚フリークとしては涙を禁じ得ない。
総評
以上、Tier1が4デッキ、Tier5が1デッキという結果となった。
果たして今春の新スタンダード制定によってこの偏った環境がどのように変遷していくのか、今から興味が絶えない。
まとめ
・魚を食べると頭がよくなる
・頭がよいとハースストーンで勝てる
・=魚を食べるとハースストーンで勝てる
今回はさすがにハースストーンにまったく関係がなさすぎました。
反省したので次回はちゃんと関係のある記事にします。
題して「狂気ポーションについて真面目に考察する」。
乞うご期待。